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1度目のお洗濯はプロにお任せ!ドライクリーニングの凄さ

毎年プロのお手入れとして委託しているクリーニング店があります。それが東京都あきるの市にあるクリーニング店シルクのマスター石井さんです。2017年9月、石井さんのお店にお邪魔して、クリーニング講座を開催いたしました。そこでお話し頂いた内容は、なかなか表にでてこないクリーニング業界の実態と家庭用洗濯機の変化による汚れや洗剤の実態でした。ここでは、お洗濯のプロ、クリーニング店のドライクリーニングについて、ホームクリーニングと比較しながらお届けします。

●ドライクリーニングとホームクリーニングの違い

ドライクリーニングとホームクリーニング(家庭用洗濯機で行うもの)の洗濯の手順は基本的に同じ、洗い→脱水→干す、の順番です。家庭用洗濯機にも「ドライ機能」がついていますが、クリーニング店のドライクリーニングとの大きな違いは【洗濯溶剤】にあります。

ドライクリーニングは基本的に石油系の溶剤が使われ、ホームクリーニングは水+洗剤、です。ホームクリーニングは洗って使ったら排水しますが、石油系の溶剤は簡単に破棄することはできません。産業廃棄物として専門業者に処理を委託する必要がありますから、基本的に、フィルターで汚れや不純物を取り除いて、溶剤を継ぎ足しながら循環利用されています。

 

では、ドライクリーニングの石油系溶剤とホームクリーニングの水洗いではどのような違いがあるでしょうか。

 

今回、ティッシュで実験していただきました。写真左が石油系溶剤を入れたコップ、写真右が水を入れたコップ、です。これにティッシュを入れて、揺らして洗い、液体から引き上げて脱水し(絞り)、乾燥させるために、広げます。すると・・・

一目瞭然ですね!写真右の水のコップから引き上げた左手のティッシュは、広げるのが難しく、丸まってくっついているのですが、写真左の石油系溶剤の入ったコップから引き上げた右手のティッシュは、苦なくするっと広がりました。そして広がったティッシュは一瞬にして乾いていきます。石油系は揮発性が高いために、生地に負担をかけず洗うことができます。生地に負担をかけない、ということは、生地の風合いを保ち、型崩れしにくい、ということです。一方で、水はすぐに蒸発しないので、乾かす時間だけ、生地に負担をかけてしまうのです。

ただし、ドライクリーニングにはデメリットもあります。それは汗や飲みこぼしといった水溶性の汚れを落としにくい、ということです。この種類の汚れは、水洗いの方が落としやすいです。皮脂、油汚れといった油溶性の汚れは石油系のドライクリーニングの方がよく落ちます。

 

石井さんのように個人経営のクリーニング店は、1つ1つ受け取る洋服を確認し、すべての行程にとても丁寧なお仕事をされます。汚れがあれば汚れに応じたしみ抜きをしてくださいますし、揮発性の高い石油系のドライクリーニングの後も、一晩干してしっかり乾燥させて石油系溶剤を取り除き、新品に近い状態で返却してくださいます。即日返却を掲げるチェーン店ではできない、手間と時間をかけていらっしゃいますから、信頼して、安心して、大切な衣類を託すことができます。

 

●クリーニングに出す衣類の基準をお持ちですか?

「おしゃれ着」も自宅の洗濯機の「ドライ」機能を使ってお洗濯ができるようになりましたが、上記のように「ドライ」といってもプロと家庭用では全くことなります。では、どんな基準でプロのクリーニング店にお任せしたらいいでしょうか?

「購入価格、商品価格の高さ」と答える方が多いと石井さんから現場の声を聞かせて頂きましたが、石井さんのオススメする基準は「購入価格の高さ」ではありません。プロが勧めるクリーニング店に出した方がいい基準は「長く着たいもの」「大事にしたいもの」「型崩れしたくないもの」「新しいもの」です。

「新しいもの」というのは意外ですが、理にかなっているのがすぐに分かりました。アパレルメーカーといった洋服屋さんは、「衣服を創ること」の専門家です。洗濯表示を付けて販売することが法律で決められていますが、洗いの専門ではありません。洗濯の専門家は、クリーニング屋さんです。アパレルメーカーで提示した洗濯表示であったとしても、プロのクリーニング屋さんの目から見れば、色落ちをしたり、洗えばボタンなどの素材を損ねたりするのが経験値から判るそうです。石井さんはこれまでに何度もメーカーに問い合わせをしたことがある、と詳細に教えて頂きました。それは、誰もが知るトップブランドにおいても、例外ではないそうです。

 

 

アパレル業界にもクリーニング業界にもそれぞれに仕組みがあり、事情があり、限界があります。消費者として、愛用者として、大切なものを大切にできるように、いつ、誰にお任せすればいいのか、工夫していくことが大切です。

恵.-megumi-のスカーフにおける最適なお洗濯は、クリーニング店によるドライクリーニングです。シルクの柔らかな風合いと触り心地を保ちながら長く愛用して頂きたい、との思いから、安心してケアをお任せできるプロのクリーニング店を探し、ご縁を結び、ご愛用者さまにメルマガを通じて年に1〜2回受け付けることにしました。とはいえ、お手入れしたいタイミングはご愛用の皆様に委ねられます。生地への負担はかかりますが、ホームクリーニングもお手入れの1つな手段として取り入れながら、シーズンオフの時期などにプロのクリーニング店にドライクリーニングをお願いしてはいかがでしょうか。恵.-megumi-へのご依頼に限らず、お近くのクリーニング店を活用した定期的なケアをお勧めします。※シルクの取り扱いがあるかをご確認ください。
 
ホームクリーニングについて

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