H社長とのやりとりが頻繁になってきました。
そう決めたのが去年の9月。
業界ではアリエナイ!
製造上難しいと言われる糸使い創られた
オリジナルの織物。
「できません」「難しいです」
という業界の常識を壊して頂くところからの
始まりですので、数年かかるかな〜と
気長に思っていましたら
「まず、やってみましょう」と
業界の異端児、パイオニアのH社長に
快諾していただいて、試作が始まり
手元に試作が届いたのが今年の1月。
今での経験を駆使しつつ
今までの常識を超えたものづくりが
思いがけない展開で
魅了しつづけてくれています。
その後、
H社長から頂いたお電話での急展開
え?え??っと聞き返すほど
驚きの提案が
「織機1台を石井さんに用意します」
近江上布の流れを組む歴史ある機屋さん
名のしれた大手からの依頼と
世界的にも通用する
麻織物の新たな挑戦で忙しい中で
小さな小さな【恵.-megumi-】という
スカーフブランドに1台託して下さって
「石井さん、2泊3日で来て下さい」と
お呼ばれしまして、いよいよスタートです。
糸のご相談を頂いて
糸商さんにある最も細い糸で
挑戦しましょう!となりまして
合意をしたのもつかの間…
次の入荷は無いかもしれない、わからない、というほど
今、麻=ヘンプの糸の市場は不安定で
値段も上がっていく上に
質が下がっていく、という事態も起きています。
国産の糸は、
法律や生産状況から確保するのが非常に難しく
シルクスカーフ同様、
中国から輸入した糸を使用する予定なのですが
国を挙げて生産している中国の糸は
作り始めは丁寧でいい糸なのですが
だんだん質が下がっていくので、
織機にかけると切れやすくなっているそうです。
で、、、どうするか、、、
ちゃんと、用意されているんですよね♪
ありがとうございます。
と、新たな提案をくださったH社長。
更に、
試作した上で本番へ〜と段階を踏む予定が
「もう、一気に行っちゃいましょう!」と
試作しつつも
本織りへとすすめることにもなりまして
速度あげあげで、進展しております♪
・・・ま、そうなるだろうと
思っていたんですけどね〜 という
私の心の内は到底伝えられませんが(笑)
ジタバタしなくても
しっくりハマった感じです。
と、いい展開に思われるでしょ?
でもですね、、、これから、なのですよ。
糸と織機を手にして、
絹を通していく、という作業に
大きな課題がありまして、、、、
これは、次回お伝えすることにしま〜す^^
では、、、、 つづく