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より繊細に、より優しく

作品を並べてみると
最新作だからいいもの…とか
そんな時間的な判断基準はない、と感じます。

 

作り手としては
経験を積むほどに改善されている点もあり
その点の良し悪しで言えば
新しいものの方がいいのかもしれませんが

完成品としてみると
それぞれに個性がはっきりしていて
作り手として気になっていた点や良し悪しは
隠れてしまうように思うのです。

 

なんて言い訳のような御託を並べるのは
この春、新しい素材を取り入れようとしているから。

 

デザインとなる写真と
これまで選んできた素材がどうも合わず
2019年春夏期にリリースする作品は
より繊細な優しい素材にしようかと検討しています。

果たして美しい色に上がってくるのか
やってみなければわからないことって多々ありますが
検討している素材以外にイメージができないので
きっといい風に出来上がってくれるのだろうと信じるほかありません。

 

先日、素材の打合せを行い、
さっそく生地屋さんに連絡!!!

 

展示会までのスケジュールを見れば、意外と余裕がない、と
若干焦り始めているのですが、想定している1つの生地は
「精練(せいれん)」といって
絹の生糸に含まれるセリシンというタンパク質を落として
印刷に適した状態にする工程が必要ということが判明。

 

▼写真は精練する前の生地。
生機(きばた)と言って、生成りの色合いで肌触りはバリバリ。
タンパク質がギュッと固まった生地、という感覚です。
これを精練工程によって、タンパク質を取り、柔らかい素材に仕上げます。

精練の工程には2週間ほどかかるそうで
それを見越して早めにご連絡をさせて頂きました。

すると・・・

 

驚いたことに「必要量が既に精練されて在庫としてある!」というご連絡が!

 

なんて有り難いことなのでしょう。

 

この2週間がどれほど貴重な時間だったか、を
きっと展示会間近で痛感することになると思います。

 

この一報は、もう一つの確信に至らしてくれました。

 

実は、、、
使用する量を増やそうか、とか
発注する量を随分迷っていました。

新しい生地で不安もありますが
感じる空気感から、
もう少し制作枚数を増やしてもいいかな、と思い悩んでいました。

 

それでも、結論は「無理しない」。

多く期待される気配があったとしても
今まで通りの身の丈の量で
導かれるままにリリースしようと決心しました。

 

その結果が、
必要量がすでに精練し終えている現実です。

 

やっぱり、合っているんだな、
これでいいんだな、と
生地屋さんからの一報で
合格!と言われたように思えたのです。

目の前に現れる事実を客観的にみて
納得するに至りました。

 

さて、どんな生地で、
どんな作品が生み出されるでしょうか?

 

来週、スカーフの柄となる写真を提供して下さる方との打合せ。
ここで最終決定をして、いよいよ工場へ出荷です!

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