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紅型三部作が完成しました

2017年から始まった

紅型作家 縄トモコさんとのコラボレーション。

 

2020年にようやく三部作が完成いたしました!

ありがとうございました。

 

伝統的な染色技法ですから

恵.-megumi-の取り入れた手法は

大きな工房では門前払いで

紅型スカーフを作ることを諦めかけたことも

今では懐かしい思い出の1つになりました。

 

 

第一弾は【Creation】

日本神話の天地創造を題材に古典柄でデザインされました。

この柄でセットアップの制作にも挑戦しました。

 

第二弾は【刻の華】

時空を超えた世界観をデザインして頂き

紅型の型の特徴を生かして

ひと型を4枚組み合わせたスカーフは

まるで曼荼羅の様な独特な柄が生まれました。

 これが型の1枚置きの【刻の華Petal】

 

これを4枚組み合わせたものがこちら▼

縄トモコさんのご縁でJALの機内誌にも掲載して頂きました。

 

 

ものづくりの面白さは

予想していた形から次々と展開する物語。

 

紅型はもともと型の上下を連続させて

着物や帯を作っていきます。

刻の華のスカーフのように

四方につなぐことはあり得ない作り方です。

 

シルク生地に染められたデザインを受け取り

データ化している途中で

遊び心がうずき直感的に柄を回転させた際

思いがけず生み出された組み合わせでした。

 

刻の華はデザインの途中で

図案の位置の変更もお願いしており、

このような本来の使い方ではないやり方や

変更を受け入れ共に楽しんでくださった

縄トモコさんの寛大な人柄あってこそ

生み出された第二弾のスカーフでした。

 

 

そして、三部作の最終作【鳳凰】

産みの苦しみを味わいました。

2019年秋にリリースする予定が制作できず

2020年春に見送った直後、

首里城焼失という衝撃的な出来事がありました。

2020年1月に復元が完成した9ヶ月後のことでした。

 

沖縄の皆さんにとって首里城は心の拠り所。

大和、本州の私たちに置き換えれば

伊勢神宮や富士山、と言えるのではないでしょうか。

 

首里城から火の鳥、鳳凰が舞い上がったかのような

新しい時代を象徴する印象深い出来事、、、

 

傷心の深さは理解し得ない何か、があるように肌で感じましたが

同時に、その直後から再び立ち上がる力強さもありました。

 

この出来事からただならぬものを2人で共有し

鳳凰を生み出す時期を改めて確認しておりました。

 

 

1月に鳳凰のデザインを受け取り

2月からスカーフの製作が本格化。

 

縄さんも私もこの時期は夜明け前の暗闇。

一度手掛けた仕事をリセットする出来事がそれぞれに起こりました。

 

普通ではまずやらない染め直しとデータの作り直し…

夜な夜な作業しても終わりの見えない工程…

どんな気力と体力で取り組み作業し終えたのか不思議でなりません。

それ故に、魂を込めた最終作は愛おしくて

完成したときの感動は今まで感じたことのない大きさでした。

 

何が起きたのか、詳細は今回から取り入れた

リモート展示会や直接お会いする機会の楽しみに預けて…

 

『わたしはこれを生み出したかったんだ…』

 

ふとした時に心の底、身体の奥から湧き出した【鳳凰】への想い。

その理由がきっとこれから明らかになることを楽しみに…

 

SNSで発信し始めた時から大きな反響を頂いています最終作【鳳凰】が

どのようなご縁と感動と奇跡を生み出して

みなさんの元に舞い降りるのか

見守っていきたいと思います。

 

 

紅型三部作、完成まで関わって下さったすべてに

心からの感謝をこめて。

 

 

鳳凰など作品をご覧になりたい方は

【リモート展示会】をご活用くださいませ。

ご都合に合わせて日程を決めることも可能です。

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